「靴の絵巻」の子供靴について
「靴の絵巻」って、ずいぶんヘンテコな名前ですよね(笑)!?
私達は履けなくなってからも靴を履いていた頃の思い出を思い出す事が出来る、「絵巻物語の様な靴」を作りたいと考えていました。
水たまりにジャブジャブ入って出来たシミ、崖から飛び降りて出来たキズ、踵を踏んで凹んでしまったヒール、パパと一緒に磨いたら失敗して出来た色むら・・・、そんな思い出をこの靴に残して、昔を振り返ってもらえたらと思います。
子供の靴はすぐに履く事が出来なくなるけれど、その瞬間、瞬間に大切な出来事があります。
今、子育てが真っ最中の方は毎日、目の前の事を必死にこなす事で精一杯かもしれません。
でも、この日々がかけがえの無い日々だったなぁと、この靴を見ながら振り返ってもらえたらと思います。
「この靴はパパが君と同じ年の時に履いていて、おじいちゃんに磨き方を教わったんだよ。」と子から孫に話してもらえるような靴って素敵ですよね。
この靴で自分の子供と沢山の思い出を作り、数十年経って自分の子供に子供が出来た時、再び、この靴が活躍する時です。
時が経てば経つほど、キズだらけ、シミだらけになったりエイジングをして、何世代も受け継がれる宝物の靴へと変わっていきます。
靴磨き、靴の履き方、靴ひもの結び方、修理をして長く履く事など、靴を大切に扱う習慣が出来ると、物を大切にする心を育めると思います。
特に「靴磨き」は、普段、子供とふれあう時間がなかなかとれないパパも、毎週末の楽しみに一緒に靴磨きを楽しめたら2人の思い出作りにもなります。
手を真っ黒にしながら、一生懸命靴をキレイにしようとする子供の姿は愛らしいと思います。
子供達はこの靴を履いて、楽しいこと、嬉しいこと、悔しいこと、悲しいこと等色々な経験をすると思います。
でも、どんな時も笑顔でいてほしいから、辛い時に足元を見て笑顔を思い出せるようにトゥ部分に笑顔のメダリオンを施しました。
パパは「ママに叱られた時には、つま先を見るとイイよ!!」とこっそり教えてあげて下さい。
「靴の絵巻」の靴は、商品の品質に影響がない程度のキズ、色むら、シミ、トラを天然素材の証として、あえてそのまま採用をしています。
それは子供達にこの靴は動物の皮から出来ているという事を伝えて頂きたいからです。
「この小さな跡は蚊に刺されたんだよ。」とか、「友達の牛さんとケンカして、キズがついちゃったんだね!!」なんて話を子供達としてみて下さい。
「靴の絵巻」のロゴは子供達が自分たちの足で歩き出し、興味を持ったり、経験したりする物や事をモチーフにして、ちりばめました。
大人になってこのロゴを見た時には、実際に自分が使っていたおもちゃや、好きだった絵本などを思い出してくれたらと思います。